「紅葉の名所」として有名な東福寺。
3年前、紅葉の時期に訪れたときはものすごい人の数でしたが、
今回は2月の平日ということで境内には人も少なくゆっくり落ち着いて参拝することが出来ました。
そんな東福寺の境内には見どころスポットがたくさんあります。御朱印と合わせてご紹介しますね。

御朱印

【通常御朱印】
※本坊庭園入ってすぐの場所でいただけます。

・大仏寶殿:500円
・通天:500円

見どころスポット

通天橋・開山堂

境内には約2000本のもみじが植えられており、
通天橋一帯は「紅葉の名所」として知られています。

臥雲橋から通天橋を眺めるのが紅葉の時期のベストビューともいわれていますよ。

開山堂は、方丈から通天橋を渡った境内の北、最も高い場所に建っています。
開山堂上部にある伝衣閣には布袋和尚坐像が祀られていて、その布袋和尚坐像は伏見人形のルーツとされています。

本坊庭園(方丈)

方丈の庭園は国の名勝に指定されています。
建物を中心に東西南北の四庭からなり、釈迦成道の八相にちなんで「八相の庭」と称されており、重森三玲により昭和14年(1939)に完成しました。

南庭「巨石を配す枯山水」

西庭「くず石を方形に組んで井田を表す」

北庭「敷石と苔地で市松模様を作るモダンアート」

東庭「柱石の古材によるの北斗七星の石組」

三門(国宝)

三門は創建当時の建物が焼失した後、応永12年(1405)に再建されました。禅宗寺院としては現存最古の三門です。まずその大きさに圧倒されます。そして威厳漂う風格に感動を覚える建築物でした。

釈迦如来像と十六羅漢像が安置されている楼上は、3月の一時期のみ拝観可能とのことでしたので、ぜひまた訪れたいと思います。

禅堂(重要文化財)

禅堂(重要文化財)は室町時代前期の建築。中世にまでさかのぼることの出来る禅堂の遺構として唯一のものです。

東司(とうす)(重要文化財)

東司(重要文化財)とはトイレのことで、室町時代前期の建築。東司を使うのも禅の修行の一つで、使い方にも厳しい決まりがあったといいます。
窓からのぞき込むと円筒状の壺が埋め込まれているのが見えますよ。

浴室(重要文化財)

浴室(重要文化財)は長禄3年(1459)の建築です。
三門を挟んで、禅堂・東司の反対側に位置しています。

六波羅門(重要文化財)

境内の南西に建つ六波羅門(重要文化財)は鎌倉時代前期の建築です。鎌倉幕府の六波羅探題の遺構と伝えられています。

可愛い花手水で人気『勝林寺』

せっかく東福寺まで訪れたのであれば、ぜひ「勝林寺」まで足を運んでみてください。
このお寺には可愛い花手水、可愛い御朱印などなど、可愛いが溢れていますよ💗

東福寺の基本情報

臨済宗東福寺派の大本山で、京都五山の第四位に定められています。

👆京都五山とは、鎌倉時代末期に寺格を定め、室町時代に確立されたもの。
 五山之上「南禅寺」、第一位「天龍寺」、第二位「相国寺」、第三位「建仁寺」、第四位「東福寺」、第五位「万寿寺」。

三門(国宝)をはじめ禅堂、東司、浴室などなど中世にさかのぼる建築がなお現存しており歴史を感じることができるスポットがたくさんです。

お休み :無休

受付時間:9:00~16:00

料 金 :境内自由
     通天橋・開山堂 600円
     本坊庭園 500円
     通天橋・開山堂・本坊庭園共通拝観券 1,000円

※受付時間・料金は秋季拝観の時期は変動します。
 公式サイトでご確認くださいませ。

住 所 :京都市東山区本町15-778

駐車場 :有(無料)
     ※秋の拝観期間は利用不可

アクセス:

京阪本線「東福寺駅」 徒歩10分
JR奈良線「東福寺駅」 徒歩10分

まとめ

3年前、紅葉の時期に訪れたときはものすごい人の数でしたが、2月の平日ということで境内は人も少なく約1時間かけてゆっくり参拝することが出来ました。
一つ一つの景観や建築物を落ち着いて眺めることが出来ました。
でも次はやっぱり紅葉の時期に再訪したいと思います(笑)
みなさんもぜひ足をお運びくださいませ~。