大河ドラマ「どうする家康」放映にちなみ、
徳川家康ゆかりの寺院「知恩院」
「大方丈・小方丈・方丈庭園」が特別公開されているタイミングで参拝しました。

『第57回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開』

そんな知恩院の御朱印と見どころスポットをご紹介したいと思います。

御朱印

御朱印は、通常御朱印や限定御朱印・特別御朱印を合わせて常時5種類前後、用意されています。今回は2023年2月現在の情報です。

【通常御朱印】各300円

・メイン御朱印:浄土宗宗祖「法然上人」

・勢至堂御朱印:知恵の菩薩「勢至菩薩」

・御詠歌御朱印:
 「草も木も枯れたる野辺にただひとり
    松のみ残る弥陀の本願」(日付なし)

【限定御朱印】2023年12月31日まで

徳川家康公旗印:「欣求浄土」

今回、こちらの御朱印「欣求浄土(ごんぐじょうど)を拝受しました。
大河ドラマ「どうする家康」の第2話ですでにこの言葉が出てきてました。
視聴者からすると、どうしても欲しくなる御朱印ですよね~(笑)

【特別御朱印】

切り絵御朱印:
  縁結びの神様「濡髪大明神」800円

こちらの御朱印は、
単純に切り絵がステキで拝受しました。
(個人的に初の切り絵御朱印です♪)

濡髪大明神は院内の一番奥の奥に鎮まっています(本当に奥の方です)

・国宝御影堂落慶法要参拝記念:「法爾大師」
(画像なし)

見どころスポット

◆三門(国宝)

知恩院を訪れ、すぐ目にすることが出来る建築物。
あまりの大きさに圧倒~!
いきなりテンションが上がること間違いなしです!

三門(国宝)は、徳川第2代将軍「徳川秀忠」によって建てられました。
高さ24m・間口50mで、現存する二階建ての二重門としては最大級のもの。
三門正面に揚げる「華頂山」の額は、※霊元天皇の宸筆です。
※霊元天皇(れいげんてんのう)-第112代天皇。在位は江戸時代の1663~1687年。

◆御影堂(国宝)

2011年より9年間かけて大修理を行っていた御影堂が2020年より拝観を再開しています。
建物を全体を見れるのは、やっぱり嬉しいですよね~。
瓦屋根の一番上の中央にはポツンと2枚の瓦「※葺き残しの瓦」があります。
目を細めてよ~く見てくださいね。

御影堂(国宝)は、第3代将軍「徳川家光」により再建されました。法然上人の御尊像(御影)が安置されています。

※葺き残しの瓦-「満つれば欠くる世の習い」(この世はすべて無常であり、完成すればあとは壊れていくばかり。)ということで、まだ未完成であることを示すために、わざと残しているそうですよ。

◆方丈庭園

大方丈の周りに広がる庭園。
小堀遠州によって江戸時代初期に作成されたといわれ、壮麗な方丈の建築と背景の東山と併せ美しい景観を造っています。

◆知恩院の七不思議

知恩院に古くから伝わる七つの不思議な伝承。
今回の特別公開のタイミングで「鴬張りの廊下」「大杓子」「三方正面真向きの猫」「抜け雀」は拝観することが出来ました。
(写真撮影は不可でした…)
『第57回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開』

また「白木の棺」は、三門楼上の特別公開の際に見ることが出来るそうです。

つまり、「瓜生石」「忘れ傘」は、いつでも目にすることが出来ますよ。

・忘れ傘

御影堂正面の軒裏に置かれている傘。
名工左甚五郎が魔除けのために置いていったとか、御影堂建立の時、このあたりに棲んでいた白狐が、居場所がなくなるため新しい棲居を作ってほしいと頼み、できたお礼にこの傘を置いて寺を護ることを約束したなどといわれる。

・瓜生石
知恩院ができる前からあるという石。
八坂神社の牛頭天王が降臨して一夜のうちに瓜が生えて実ったとか、二条城へ続く抜け道の出入り口であるとかいわれる。

・鴬張りの廊下
御影堂から集会堂、大方丈、小方丈に至る廊下は、歩くと鴬の鳴き声に似た音が出て、静かに歩こうとするほど音が出る。

・大杓子
大方丈入口の廊下の梁にある長さ2m50cm、重さ30kgもある巨大杓子。
三好清海入道が大坂夏の陣の時にこの杓子を持って暴れまわったとか、ご飯をすくってふるまったなどといわれる。

・三方正面真向きの猫
方丈廊下の杉戸に狩野信政が描いた猫の絵があり、この猫はどの方向から見ても見る人を正面から睨んでいる。

・抜け雀
狩野信政が描いた大方丈菊の間の襖絵には、かつて万寿菊の上に数羽の雀が描かれていたが、命を得て抜け出したといわれる。

・白木の棺
三門楼上にある白木の棺。
三門造営奉行の一人五味金右衛門夫妻の木像が納められている。彼は命がけで三門を造ったが、予算超過の責任を取って自刃したといわれている。

知恩院の基本情報

浄土宗の総本山で、※浄土宗京都4カ本山の一つ。
浄土宗京都4カ本山-総本山「知恩院」、大本山「今戎光明寺」・「百万遍知恩寺」・「清浄華院」の4つの寺院を指す。

平安末期に浄土宗の開祖・法然上人が草庵を結び、布教の拠点とした地。
正式名称は「知恩教院大谷寺」。山号は華頂山。

お休み :無休

受付時間:9:00~16:00

料 金 :境内自由
     方丈庭園 400円
     友禅苑 300円
     共通拝観券 500円

住 所 :京都市東山区林下町400

駐車場 :有(タイムズ総本山知恩院新門南)
     平日15分200円、土日祝15分300円

アクセス:
京都市営バス(31、46、201、203、206)「知恩院前」下車 徒歩5分
・京都市営地下鉄東西線「東山駅」 徒歩8分
阪急「京都河原町駅」 徒歩15分
・京阪「祇園四条駅」 徒歩10分

まとめ

今回は、大河ドラマ「どうする家康」放映にちなみ、徳川家康ゆかりの寺院「知恩院」の「大方丈・小方丈・方丈庭園」が特別公開されているタイミングで参拝しました。
三門をくぐり、石段を上がって(これが中々段差があってしんどい💦)、院内をすみずみまで見てまわるとなると、1時間くらいは必要になると思います。
近くには「八坂神社」や「青蓮院」など、有名スポットが盛りだくさんですので、1日かけて寺社巡りを楽しむのがおススメです!

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ここパパ

京都在住4年目。 ママ、2歳児(女の子)、パパ(私)の3人家族です。 家族でのお出かけ情報を紹介します。 京都の寺社と御朱印紹介もさせてくださ~い。

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